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樹脂加工とは?どんな加工方法があるのか?

 

私たちの身の回りには、プラスチック(樹脂)で作られた製品であふれています。

オフィス内を見渡しても、パソコンのモニター・マウス・電話機・FAX・ボールペンなど

プラスチックで作られているものがたくさんあります。

 

非常に身近なプラスチック製品は、19世紀ころから使われるようになりったそうで

金属と比べて歴史は浅いのですが、用途や形状により様々な加工方法があります。

 

ゼンでは、樹脂切削注型射出成形などプラスチックの加工を行っています

身の回りのプラスチック製品は、どのように作られているのでしょうか。

プラスチックの加工方法について、代表的な加工を調べてみました。

 

 

 金型を使用した加工方法

 

 

身の回りの製品のほとんどは、この「金型を使用した加工」により作られたものだと思います。

金属などで製品の型をつくり、その型に溶かした樹脂を流し固めて成形する方法です。

この金型を使用した加工方法も、いくつかの方法があります。

(射出成形と注型は、弊社で対応可能な加工です。)

 

射出成形 加熱して溶かした樹脂を圧力をかけて、金型内に射出し成形する方法です。身の回りの製品の多くは、この加工方法で作られています。(弊社では簡易金型という工法で対応しています)
注型 シリコンや樹脂で金型を製作し、その型内に溶かした樹脂を注ぎ込み成形する方法です。注ぎ込むときに真空状態を作る方法が真空注型と呼ばれています。
プレス成形 柔らかくした樹脂シートを金型に押し当てて形状を成形する方法です。トレーなどこの加工方法で作られています。
ブロー成形

柔らかくした樹脂を円筒状にして、中に空気を吹き込み金型に押し当て成形する方法です。ペットボトルなどはこの加工方法で作られています。

 

 

 樹脂の固まりを加工する方法

 

 

この加工方法は、樹脂の固まりを削ったり・繰り抜いたりして形を作る方法です。

打ち抜き加工以外は、この加工方法で製作した製品はあまり目にすることはないかもしれません。

試作品の製作など少量しか必要としない部品の製作だと、金型を製作して作るより安いため、この加工方法が使われます。

 

切削加工 樹脂のブロックを削り形状を作っていく方法です。複雑な形状の部品や高精度な部品などに使われます。
旋盤加工

切削加工と同じく樹脂を削る方法ですが、こちらは材料の方を回転させ、刃物に当てて削る方法です。

棒状や円筒状の製品などはこの加工方法で作られることもあります。

打ち抜き加工

樹脂のシートを抜き型で挟み込み型の形状に切り抜く加工方法です。ゴムやスポンジ製品などで多く使われています。

 

 

 形状をダイレクトに作る方法

 

 

3Dプリンターと呼ばれる加工方法で、3D形状を金型などを使わずに直接作り出す方法です。少し前に一般向けに販売され始めたことで、テレビでも話題になりました。

 

身の回りの製品では、まだまだほとんど見かけない加工方法ですが、他の加工方法では難しい構造を製作できるのが特徴です。

 

この3Dプリンターもいくつかの方法があります。以下は代表的なものですが、他にも以下の技術を応用した方法の加工方法も存在します。

(こちらもゼンで対応可能な加工方法です)

 

FDM

フィラメント状の樹脂を熱で溶かし、積層して形状を作る方法です。よくテレビで見かける3Dプリンタです。

光造形 液体状の光硬化性樹脂に紫外線(UV)を当てて固め形状を作る方法です。
粉末造形 樹脂の粉末を敷き詰めてそこにレーザーを照射して必要な部分のみ焼結(溶かして固めること)し形状を作る方法です。

 

以上、プラスチック製品の加工方法についてでした。

このほかにも、様々な加工方法があります。

 

弊社でもマークの付いている加工に対応していますので

製品開発や小ロット生産などでプラスチック部品を製作したい場合には

ご相談いただけますと幸いです。

 

 

 

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