10月に「横穴タッピングボール盤」を新たに導入しました。
タッチパネル操作で高精度な位置決めが簡単に行え、
横穴加工・タッピング加工の作業効率アップなどを見込んでおります。
この機械は、名前の通り材料に横穴加工やタッピングを施すボール盤です。
よく見かけるボール盤と違い、下の画像のように横方向からドリルを当てて削ります。
そもそもボール盤って何?
と、先ほどから「ボール盤」と書いていましたが
そもそも「普通ののボール盤」というのは、以下のような機械です。
工場などでよく見かけるポピュラーな工作機械だと思います。
写真のような卓上サイズのものからもう少し大き目のボール盤まで
ゼンでも全工場に配備されています。
工場内にはマシニングセンタなどが並んでいますが
見た目に歴史を感じるアナログな工作機械も
導入から30年?以上経ちますが、まだまだ稼働しています。
以前、「Windows10移行報告」の記事内でご紹介させていただいた
HDD破壊にも役に立ちました。
本来の使い方は、ドリルやリーマ(穴の径を広げる工具)などの刃物を取り付けて
樹脂や金属に穴加工を施す工作機械です。
使い方は、テーブルを昇降し高さを調節し
ハンドル操作で垂直にドリルを降ろし穴加工を施します。
上方のフタを空けるとプーリーという丸い部品がいくつか付いています。
このプーリーに付いているベルトの掛ける場所を変更すると、ドリルの回転速度も変更できます。
アナログですが、よく考えられている機械です。
ということでボール盤つながりで、レトロなボール盤も紹介させていただきました。
余談ですが、ボール盤の「ボール」は、地面に穴を掘るボーリングと同じ穴をあける意味のボールです。
他にも工場内には、彫刻機などレトロな工作機械がいくつかあります。
機会がありましたらご紹介させていただきます。